ボヤき4330節
25/06/22 06:02
マリノスが今シーズン2回目の監督更迭を図った。
今シーズンJ1で最下位、あの1回もJ2に落ちた事のない名門ですら、こんな事態に陥る。
更にエースのアンデルソン・ロペスにも今夏退団の噂が出て来る、後任の人事が契約直前で破談に成る等、状況は決して明るいモンではない。
直近での裏天王山にも敗れ、2回目の更迭と成った訳やが、まぁネットニュースを観ると相変わらず日本人の脳内野球脳ベースなのが結構観て取れる部分があり…
監督をシーズン中に数回代える事への免疫のなさが垣間観える事が随所に感じれたワシ。
っちゅうか、本来フットボールってそう云うモンやし、J2のヴィファーレンですら8位っちゅう成績にも関わらず監督が更迭される厳しい世界。
それが当たり前なんやが、フットボール不毛の地で野球脳な日本国民にはそれがどうやら根底の部分で理解出来てないらしい。
そもそもシーズン中、監督交代の回数なんか決められてるモンでも、レギュレーション内で制限が定められてるモンでもないに関わらず…
そこに違和感を感じる日本人が多い=如何に野球脳な人間が多いか、フットボール文化が根底に根付いてへんかが判る事象である事には間違いない。
フットボールチー牛国民だらけの日本、実に同じ日本人としてはこう云うニュースでの反応を観る度、後進国の哀しさを感じるわな?
フットボール文化も然る事ながら、フットボール好きな国民のフットボールIQですらまだまだ貧しいモノやと感じざるを得ない状況。
ホンマ、この国はフットボール不毛の地から成長してへんねんな…と。
上っ面では代表戦とか、にわかやライト層を含めて一見注目されてるスポーツに観えてるが…
その実、ワシみたいな人間からしたら、スッカスカなモンで、正面だけがそれなりに観えるハリボテ感な状態である事が現実。
まぁ、ワシも含めて現在こそフットボールファンやっちゅう人間の殆んどが野球を経て来てる、野球大国日本っちゅう状況。
全ての知識や価値観は野球がベースに成ってる事もあり、それがワシの云う野球脳の正体。
結局、基本が野球で、そこからフットボールを比べて考える思考癖が抜け切れない。
実に哀しき国やわな、日本っちゅう国もそこに棲まう日本人共も。
シーズン1人の監督で引っ張るのが当たり前っちゅう野球的考え、価値観がこの日本から失くなるのは何時の日か。
野球脳から日本人が卒業出来るのはワシが死ぬ迄に実現出来る事なんやろうか?
自称フットボールファンもなんちゃってが多いよなぁ〜?
寧ろ森保みたいなんがフットボール界に於いては特殊な例。
あれを野球脳宜しく生きてる日本人共は当たり前やと想うなよ?っちゅう話し。
成績がそれ程悪くなくてもクビに成る厳しい世界、ライセンスがなければ誰でも監督に成れる訳ではないのがフットボールの世界。
根本が野球とは全くの別モノで、野球的価値観で同一視出来る世界ではないっちゅう事や。
野球脳ごときで測れる様な安いスポーツではないフットボール。
日本人にはそれが理解出来ひんから哀しいねんな。
落ちたら(降格したら)元も子もない。
野球にはそれ(降格)がない。
じゃあ、指導者に与えられる猶予期間や結果への評価基準も変わって来る訳で…
その区別が出来ひん日本人が多いのがこの国最大の難点であり、何時迄経ってもフットボール後進国から変われない最大の要因。
後出しジャイケンで云う事なら誰でも出来るし、他人が云うた事を摸る事も誰でも出来る事。
逸速く気付き、自ら発信する位の能力あってこそのフットボールIQであり、野球脳じゃないフットボール脳である証やとワシは想うてる。
残念ながらそう云う日本人が皆無なんよ。
実に可哀想に想えて来る。
この2回目の監督更迭でマリノスが浮上するかどうかは判らんが、それでもフットボール界に於いてはこれが定石であり常識的な光景なのである。
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