ボヤき4260節
25/04/13 07:48
昨日の夕方ライヴ放送があった「上方漫才大賞」を観たワシ。
今年で60回目を迎える、由緒ある漫才の賞。
大賞自体は所謂既存の賞レースとは違い、事前に大賞コンビに伝えられてるんやが…
大賞以外に新人賞と奨励賞っちゅう部門があって、その2つは当日、ネタ観せをした結果、各々授賞が決まる、既存の形の賞レース。
因みに今年の大賞は銀シャリで初授賞。
まぁ、正統喋繰り漫才コンビやから遅かれ速かれ獲るべきコンビやったんは確かなんやが、昨日大賞発表後に出て来て披露した漫才も、流石っちゅう感じのネタ、安定感はあった。
これぞ上方、下方な東京漫才では出せへん技術とクオリティーやなぁ〜?と。
新人賞候補は7組。
ぐろう、バッテリィズ、豪快キャプテン、フースーヤ、はるかぜに告ぐ、ジョックロック、オーパスツーの順でネタ観せ。
昨日ワシが観た中では豪快キャプテンが一番オモロくて、あの山下ギャンブルゴリラの興奮テンパりツッコミはやっぱりオモロいし、豪快キャプテンの漫才の形を確立してるよな、アレで。
その次がバッテリィズ。
やっぱりこのコンビもエースの天然記念物級の無知(馬鹿)がバッテリィズの形に成ってて、確かな形(色、個性)を持ってるコンビって強いんかな?と。
個人的には新人賞はこの2組のどちらかやと想うててんけど…
結果は、ぐろう(76点)、バッテリィズ(91点)、豪快キャプテン(92点)、フースーヤ(80点)、はるかぜに告ぐ(72点)、ジョックロック(83点)、オーパスツー(70点)で…
ワシの感じた通りバッテリィズと豪快キャプテンのどちらかの勝負で僅か1点差で豪快キャプテンが新人賞を授賞。
いや〜、豪快キャプテンは賞レース初授賞で、またこれで在阪漫才師が東京進出(流出)っちゅう流れに成ってまうんちゃうか…
と、懸念してんねんけど…
バッテリィズも上京するらしいしな。
続く奨励賞は5組。
ダブルヒガシ、天才ピアニスト、カベポスター、マユリカ、ヘンダーソンの順にネタ観せ。
個人的には新人賞程、際立って(翔び抜けて)オモロいと想うネタはなく…
っちゅうか、どのコンビのネタも擦り散らかる程観てるからな(笑)
カベポスターは賞レースの評価は低くなりがちなコンビなんやけど、言葉遊びや漫才の技術力はピカ一と想う程、ワシとしての評価は高い。
上手過ぎて、そのテクニックばかりに眼が行き、純粋に笑いっちゅう意味での評価には繋がらんのが可哀想っちゃ、可哀想やが…
マユリカはコントチックな漫才ながら、あの阪本の挙動不審なキャラ?が味を出しててオモロいし…
ヘンダーソンは今迄なかなか賞レースの表舞台に出て来る様なコンビではなかったモノの、フー(ツッコミ)の時間差でツッコミ入れる形がスッカリ定着して、ヘンダーソンの色と成った。
確か昔は現在のスタイルの漫才ではなかったと記憶してるが…
で、個人的にはマユリカとヘンダーソンの一騎討ちかな?と予想してたんやが…
結果、ダブルヒガシ(89点)、天才ピアニスト(79点)、カベポスター(85点)、マユリカ(91点)、ヘンダーソン(95点)でヘンダーソンが奨励賞授賞。
一昨年吉田たちが、昨年が最期見取り図と争うて見取り図に獲られたヘンダーソン、何れも同期で先に超されて3年目にして、同期の最期の授賞。
その感情が爆発したのかフーも子安も両者泪の授賞。
フーの「頑張って来た」っちゅう言葉に貰い泣きしそに成る程、感動や想いが伝わって来た、エエ奨励賞授賞やった。
本来、大賞がメインである筈の「上方漫才大賞」で、今年で云えば、大トリで出て来た銀シャリが一番輝くべきなんやけど…
今年に限って云えば、奨励賞のヘンダーソンが一番輝いてたな(笑)
いや、ヘンダーソンが同期(吉田たち、見取り図)の中で一番TV露出等が少ないのも判ってたし、その悔しさを少しはワシも目の当たりにして来たから、よりあの泪が伝わったし、実に感動的な授賞やった。
やっぱり賞レースって夢あるし、エエモンやわな?
こう云う次元の賞レースが観られへん東京(関東)って実に可哀想やわ…
と、想うたワシやった。
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