ボヤき4232節
25/03/16 05:05
先週放送分の「FOOT×BRAIN」の録画したヤツを観たワシ。
JFLから今シーズンJ3に初昇格した高知ユナイテッドSCを取り上げ、地方クラブの街興しを特集した回。
番組冒頭、「高知はサッカー不毛の地」とディスりでスタートした先週放送分の「FOOT×BRAIN」やったが…
ワシから云わせれば、日本っちゅう国全体がまだまだ十二分に「不毛の地」のまんまなんやけどな、と(笑)
せやけど、全国競技人口ワースト3位の高知県に新たなJ加入するクラブが誕生し、街を挙げて一大ムーヴメントを興すなんて夢あるスポーツとは想いませんか?
何なら高知県とかに限らず、喩えばフットボールなんかより国内ではメジャーなスポーツとして君臨する野球やけど、野球の球団(12球団)+独立リーグを加えても、フランチャイズじゃない都道府県の方が圧倒的に多いよな?
じゃあ、野球で地元に球団がなくても、フットボール界では我が地元にクラブチーム(球団)があるって事(これから誕生する可能性も含めて)が高い訳で…
やっぱり地元に所縁あるチームの存在がある、ないって全然ちゃうと想いませんか?と。
とかく野球脳が根強い日本人、それが染み付き、なかなか他に眼を向けられへん、切り替えられへん日本人や国内の風潮に於いて、こう云う我が街クラブっちゅう存在があるフットボールってやっぱりキングオブスポーツなんやな…
と、改めて想うたな、先週放送分の「FOOT×BRAIN」を観てたら。
まぁ、高知ユナイテッドSCって日本フットボール界では結構取り上げられる回数も多くて、社長(オーナー)も含めて有名。
ワシ自身も高知ユナイテッドSC絡みの番組は数回観てて知ってたし、女社長の名物的な人でよう取り上げられる人で、この人も情熱的で魅力ある人。
こう云う、情熱や活気がある、スモールクラブの存在や、下から這い上がって来ようとする存在や光景を眼にすると、嘗ての日本高度成長期の姿…
向上心や野心に満ち溢れてた頃の日本の姿とラップして、個人的には好感持てるし、パワーを貰えるわな?
現代の覇気のない日本、また向上心も野心もなく、かと云うて個々の人間が昔の人間と比べてハイスペックな訳でもないのに、現状に満足してる様な淡白さが蔓延、当たり前化してる昨今で…
こう云うスポーツで地元に応援する様なクラブや存在がない地域に新たにシンボルと成るチームが誕生し、街ぐるみで、地元民を巻き込んで盛り上がろうとするパワーが観れるのが、野球にはないフットボールのエエところ。
まだまだフットボール界にもクラブが存在せぇへん地域や街が多々在るが、野球界よりは誕生する可能性や裾野が拡がる要素を残してるフットボールっちゅう、キングオブスポーツ。
そろそろ日本人も限界ある遠くの身内的野球より、無限な可能性を秘める近くの他人フットボールに脳味噌を切り替えるべき時代に来てるのではないやろか?
まぁ、高知ユナイテッドSC誕生で街興しを絡めた高知県民の中でも、フットボールのフの字も知らんと、騒ぎに釣られて応援してるサポーター、スタジアムに脚を運んでる高知県民が殆んどやと想うが…
入り(導入部)なんかはどうでもエエ。
その地域が盛り上がり、一体化出来るモノが在れば、その存在(シンボル)に成れるモノで在れば…
それがフットボール界にはどの地域にも可能性を秘めてるっちゅう話し。
野球界よりは現実的なレヴェルでな?と。
やからフットボールは辞められへんし、色んな夢を観せてくれる素晴らしいスポーツであり、ワシが惚れ込み、野球少年で野球に夢中、野球1本やったワシが載り替えた最たる要因の1つ。
我が街クラブ、地元に応援する身近な存在がある、誕生する可能性があるのはフットボールのみ。
いや〜、その力を秘めてる、地元民を巻き込む力を持ってる、廃れ、過疎化する地方や田舎と呼ばれる地域をも活性化させるパワー…
昇降格っちゅうレギュレーションで、這い上がる事や向上心、野心を具現化してくれるシステムがあるフットボールってやっぱり凄ぇわ。
世の中のあるべき姿、縮図とも云える事がフットボール界には在る。
そりゃ、この魅力を知ってもうたら、この魅力に触れ、気付いてもうたら、他のスポーツがチープに観え、戻れなく成りますわな?(笑)
未だJリーグに1回も加盟に至ってへん都道府県は、福井県、滋賀県、三重県、和歌山県、島根県の5県。
この中で高知のスポーツ人口ワーストと同じ位、不毛の地として誕生が厳しそうなんが、島根県。
が、これも野球の地元球団誕生に比べたら可能性は0ではない。
そこにフットボールとしての夢がある。
この高知ユナイテッドSCも、クラブが誕生したばかりの頃は県民にすら観向きもされず、プロ野球チームもない地方のにも関わらず、県民は野球文化、野球脳が当たり前やったと云う。
高知県に限らず、日本全国まだまだそう云うプロ野球チームがない、近隣県にすらプロ野球チームがない都道府県やのに、野球文化が根強くてフットボールのフの字も文化どころの話しやない都道府県は数知れず在るのが現状。
その馬鹿も賢も野球、野球の基準、野球脳な日本人共に一石を投じる、このフットボール不毛の地でのフットボールクラブ誕生は個人的には悦ばしい、ポジティヴな話題と云うて間違いない。
また個人的には番組内でも紹介されてたが、地方の小さなクラブやからこその草の根運動、経営のアイデアや発想に興味唆られたり、成る程〜
と、為に成ったり出来るのも、野球の球団の運営や経営には感じる事の出来ひん、フットボール界、フットボール球団の魅力であり、強味やとワシは想うてる。
喩えて云うならフットボール球団の方がより庶民的、身近に感じれるし、地域密着で親近感が野球より湧き易い環境…
感情移入し易い、リアルサイズな?クラブやチームの存在に共々応援したなる存在に想えるのはワシだけやろか?
球団が増える要素が皆無で、頭打ち感ある野球より、無限の可能性があるフットボールの方が魅力的じゃね?
俺がチーム感のない多地域性を含む存在のプロ野球の12球団で、番組内でも紹介されたフットボールクラブ的、俺が街クラブ的概念「三方よし」なんて発想ある?
クラブ(売り手)善し、スポンサーやサポーター(買い手)善し、それに加え本拠地を構える世間(その地域や土地)善しっちゅう理念や概念はフットボール界独特のモノやとワシは永年両スポーツを観て来て、決定的に違うな…
と感じてて…
フットボールクラブって、その地域、本拠地がある街に還元、そこの発展をクラブの成長と一緒に考えてる、そこを込みで発想してる事が凄いんよな?
プロ野球球団にもなくはないんやろうが、フットボールクラブに比べると稀薄やし、圧倒的に地域性の拘りや固執は落ちる。
ともあれ我が近畿圏にも2県(滋賀と和歌山)不毛の地として在るし…
何なら福井も三重も島根も、我が近畿圏と結構所縁ある土地ばかりなんよな?
西がフットボール不毛の地と云う現実はワシとしても遺憾であり、本望ではない。
是非、高知ユナイテッドSCに続けとばかりにこの5県にも頑張って地域を巻き込んだ、街興しクラブの誕生を観たいわな?
と、Jリーグ誕生前のJSL時代のスタジアムで閑古鳥が鳴くのが当たり前、人気まるでない超マイナーなスポーツ時代から観続けて来てるワシ。
やからこそ、こう云う這い上がる物語や力、チャレンジする姿や光景が観てて、当時のこれから…っちゅう日本フットボール界や高度成長期の日本と被って観えて魅力的に感じるし、共感を憶えんねんな?
やっぱりこう云う事を観せてくれる、題材に取り上げる「FOOT×BRAIN」ってエエ番組やわ〜
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