ボヤき4149節
24/12/23 10:29
昨日はM-1の日。
年を締め括る風物詩的賞レースを愉しみにしてたワシ。
昨日は朝から漫才漬けの1日を送ってて…
先日放送され、録画しっ放しやった「THE MANZAI2024」からスタート。
賞レースではないが、「THE MANZAI」もまた年末の風物詩的な漫才番組の1つ。
相変わらず、ビートたけしが最高顧問なのがワシ的にら解せんし、爆笑問題ごときが毎年「THE MANZAI」のトリなのも納得が行かへんが…
今回、松本人志より漫才を語り、評価出来るだけの能力があるとは到底想えないビートたけしが選んだ、番組内の優秀賞的な「たけし賞」をコイツはNON STYLEを選んだが…
ワシが今回の「THE MANZAI2024」で一番オモロくて声出して笑うた漫才のネタは学天即やったけどな。
やっぱり学天即は昔からテクニックや言葉遊びのネタのクオリティーが高いし、今回「THE MANZAI2024」で披露したネタも奥田の流れる様な言葉遊びツッコミが秀逸で、相変わらずの安定感があったと想う。
その後、一昨日(土曜)の夜に放送された「漫才PARTY7」っちゅう番組を観たワシ。
これも賞レース番組ではなく、今年1年で起きた出来事を月別で7組の漫才師達が時事ネタとしてお題に載って漫才を披露するモノ。
1、2月に起きた出来事をウエストランドが、3、4月で起きた出来事を三四郎が、5、6月で起きた出来事を紅しょうがが、7月に起きた出来事をトム・ブラウンが…
8月に起きた出来事をハライチが、9、10月に起きた出来事をオードリーが、11、12月に起きた出来事を学天即が時事ネタとしたが…
此処でもやっぱり学天即の安定感は他の漫才師達よりズバ抜けてて、オモロかったわな?
ハライチも昔の「大分前に関係なく成っちゃってた」ネタスタイルをこの時に復活させて、久々にオモロかったけど、学天即は群を抜いてたな(笑)
で、夕方からはM-1敗者復活戦を観た。
まぁ、既に年末年始の休暇に入ってた事もあって、朝から漫才漬けの1日をバタバタする事なく、余裕持って迎えられた昨日。
今年のM-1の敗者復活戦は21組が3ブロックに分かれ、各々7組ずつがネタをし、勝ち残る昨年物議を醸したレギュレーションを今年も採用。
ネタの順番が左右する不公平な形に成ってまうこのレギュレーションを何故今年も当たり前に採用して来たのかが疑問やったが…
Aブロックは十九人(ASH&Dコーポレーション)、今夜も星が綺麗(三福エンターテイメント)、フースーヤ(大阪吉本)、ドンデコルテ(東京吉本)、ダンビラムーチョ(東京吉本)、金魚番長(東京吉本)、カベポスター(大阪吉本)の7組。
個人的には圧倒的にカベポスターのネタがオモロくて、Aブロック勝ち抜けやと想うたし、ネタ順から観てもトリのカベポスターが有利やと想うたんやが…
全然オモんなかった金魚番長がAブロックの勝者に。
Bブロックはカラタチ(東京吉本)、ナイチンゲールダンス(東京吉本)、滝音(東京吉本)、マユリカ(東京吉本)、家族チャーハン(東京吉本)、男性ブランコ(東京吉本)、豪快キャプテン(大阪吉本)の7組。
このブロックはオール吉本で非常にレヴェルが高いブロックと成って、個人的には滝音、マユリカ、豪快キャプテンのネタがオモロかったんやが…
3番目にネタを披露した滝音と4番目にネタを披露したマユリカがどちらが勝ち抜けか…って成った時、ワシは滝音の方やと想うててんけど、マユリカに成って…
最期の豪快キャプテンも相変わらずツッコミの山下の興奮度合いのツッコミがオモロかってんけど、時間制限で慌ててオチがフワッと終わってもうたのが残念やったな。
結局、マユリカが最期迄勝ち抜け続けBブロックの勝者に。
Cブロックはシシガシラ(東京吉本)、豆鉄砲(ワタナベエンターテインメント)、オズワルド(東京吉本)、スタミナパン(SMA HEET Project)、例えば炎(大阪吉本)、インディアンス(東京吉本)、ひつじねいり(マセキ芸能社)の7組。
このブロックはAブロック同様低レヴェルな争いで…
ずっとオモんないネタが続く中、最期の最期ひつじねいりのツッコミ松村のタコパの畳み掛け、捲し立てるマシンガンの様なツッコミ具合がズバ抜けてたな(笑)
豪快キャプテンの山下と同じく、ひつじねいりの松村も興奮タイプのツッコミ芸やから、あれはオモロいなと個人的には想うたんやが…
結果はインディアンスがCブロックの勝者に。
で、A、B、C各ブロックの勝者3組を最期は審査員(5人)が最終投票して敗者復活の1組を決めるっちゅう事やったんやが、金魚番長とマユリカとインディアンスやったら、圧倒的にマユリカやろ!
とレヴェルの高いBブロックを勝ち抜いたマユリカ1択しかないやろと想うてたんやが、まさかのインディアンスと2票ずつの同点決勝へ。
最終的にマユリカが敗者復活戦を征したが、今年も敗者復活戦はレギュレーションも含めて納得行かへん事が多かったな…と。
そして1日最期の大トリはM-1本戦。
これだけで3時間半にも及ぶ長丁場番組。
今年の本戦には9組+敗者復活戦の1組、合わせて10組の漫才師達が登場。
オープニングから過去のM-1の歴史を流すVTRに漫才師達をリスペクトしてるワシは感動しつつ…
M-1創設時から全てのM-1を観続けて来たワシが20回目のM-1を観た。
笑神籤の引いた順に令和ロマン(東京吉本)、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)、真空ジェシカ(プロダクション人力舎)、マユリカ(東京吉本)、ダイタク(東京吉本)、ジョックロック(大阪吉本)、バッテリィズ(大阪吉本)、ママタルト(サンミュージックプロダクション)、エバース(東京吉本)、トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)と1回目のネタを観たが…
笑神籤を引いた阿部一二三の持ってる男感が先ず度胆抜かれたよな(笑)
令和ロマン2年連続でトップバッターで引き当てるのと、昨年の優勝と2位(ヤーレンズ)を1番、2番で引く?
凄ない?(笑)
凄いと云えば、2年連続トップバッターで登場した令和ロマンのトップバッターらしくない、ネタのクオリティーの凄さ、えげつなかったわな?
アイツ等凄ぇわ。
っちゅう事でワシが観た昨日のM-1本戦の各漫才師の一言感想と私的点数(10点満点)で付けると…
令和ロマン 9点:トップバッターであの漫才のクオリティーとオモロさがもう別領域で只々凄いコンビとしか云い様がない出来やった。
ヤーレンズ 7点:トップバッターの令和ロマンが凄過ぎて、最初の基準点が高過ぎて始まっただけに可哀想な部分はあったが、こんなM-1の滑り出しで尻すぼみに成らへんか不安に成る位、ヤーレンズもクオリティーが高かった。
真空ジェシカ 6点:審査員は軒並み大絶賛な評価やったけど、ワシ的にはそうでもなかった真空ジェシカのネタ、令和ロマンとヤーレンズに比べるとどうしても観劣りした様に感じた。
マユリカ 4点:敗者復活戦のネタで来ると想うてたし、敗者復活戦の芸者ネタやったらもっと点数も評価も高く付けられてんけど、変えて失敗やった気がするし、芸者ネタと比べると…っちゅう感じの残念感はあった。
ダイタク 7点:個人的には昔から東京芸人ながらチョイチョイネタを観る機会があったダイタク、双子ネタや身内ネタのスタイルを年々する度に完成度が上がって来て、最近の身内を巻き込むネタも好きやってんけど、原点回帰的な双子推しのネタが個人的にはオモロかったし、真空ジェシカよりも高い点数を付けさせてもうた。
ジョックロック 5点:大阪の賞レースでも観る機会があるジョックロックやが、ツッコミの癖が強過ぎてそれ頼みに成ってる感があって、全体的な漫才師としての完成度にはまだまだ程遠いかな?と。
バッテリィズ 8点:このコンビも大阪の賞レース等で普段から観る機会があるコンビで、ツッコミのエースのアホ(無知)さが生命線のコンビなんやが、1ネタ目のオモロさは半端なかったから高得点を付けた(笑)
ママタルト 3点:残り少なく成って来た中で登場し、ガクッと賞レースらしからぬ漫才クオリティーを下げたママタルト、まぁ、笑神籤での順番もあるんやろうが、後半に出て来てあのクオリティーじゃあねぇ〜?(笑)
エバース 7点:いや〜、上手い!オモロさもそうやが、構成とかネタのクオリティーの高さも同時に感じて、想わずネタ終わりに唸る位の上手さがあったわな?点数的にはヤーレンズとダイタクと同じ7点を付けたけど、3組の中ではエバースが一番オモロかったかの?
トム・ブラウン 2点:今回(昨日)のM-1の1ネタ目の中で一番最期に出て来て、一番オモんなかったトム・ブラウン、ワシの点数も最低点で何故こんなコンビがファイナリストに成れたのかが謎、敗者復活戦でワシが評価したカベポスターや滝音、豪快キャプテン、ひつじねいりの方がファイナリストとしての価値があったと想うし、トム・ブラウンのネタで終始クスりとも笑うトコがあれへんかった。
私的な採点で云うと、令和ロマンとバッテリィズ、7点で同点ながらその中で一番オモロかったエバースが決勝進出やってんけど…
結果はバッテリィズが1位、令和ロマンが2位、真空ジェシカが3位で通過、決勝ネタへ。
で、決勝が真空ジェシカ、令和ロマン、バッテリィズのネタ順で始まったんやが…
3組共に云えた事は1ネタ目の方がオモロかった事。
ネタ選びには失敗したかな?とワシは3組の決勝ネタ観て想うたな。
令和ロマンは特に、2年連続トップバッターで、トップバッターのネタのクオリティーじゃない位の完成度やっただけに、余計に決勝ネタが1ネタ目より落ちるな、と感じたわな?
バッテリィズもエースのアホさ推しのスタイルはそのままやってんけど、扱うネタ(話題)が1ネタ目より落ちたかな?と。
真空ジェシカに至っては2組より格がかなり落ちてたな…っちゅう印象。
私的にはバッテリィズの優勝と予想したんやが、令和ロマンがM-1史上初の2連覇を達成し、終了。
ワシの永かった漫才まみれの1日も終わって、ある意味集中し過ぎて疲れてもうて、そのままバタンキュ〜(笑)
今朝起きてから、昨日の漫才まみれの1日をブログに描く事にエグい位の時間が掛かって、何時もよりも遅い時間の更新と成った。
いや〜、やっぱり漫才って素晴らしいし、これに命を懸けてる漫才師達はリスペクトに値するわ〜
今年もエエモン観せて貰いました、ありがとう。
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