ボヤき3785節
23/12/25 09:59
昨日、年末の祭典M-1を観たワシ。
夕方の敗者復活戦からずっとM-1漬けやった昨日。
少し前に(海原)ともこが新たにM-1の審査員に決まったとネットニュースが報じてて、上沼恵美子枠やとか、一部の笑いのわの字も知らん、無知な関東人共からは「誰?」とか「(ともこに)審査員なんて出来るの?」とかしょうもない声が一部であったみたいやが…
山田邦子なんかよりは十二分に漫才を審査する価値ある人間やと想うし、ともこ自身バリバリの現役漫才師やしな。
上沼恵美子とは身内(同じ海原一門)やし、代役としては一番の人物やなかろうか?
関東人のオモロくもない、只芸歴が無駄に永いだけの漫才師、芸人が審査員を務めるよりは関西圏にしか名が知れてへん漫才師、芸人の方が審査員に成る資格あると想うけど?
夕方に始まった敗者復活戦、今年からレギュレーションが変わり、勝ち残り方式に…
このレギュレーションやと出番順が遅い方が圧倒的に有利に成り…
またジャッジが笑いのわの字も知らん関東人の客がやるっちゅう事で、不平等性極まりない大会に変わった敗者復活戦。
3ブロック7組ずつの敗者復活戦、各ブロックの勝ち残りが出揃うた時点で、最終ジャッジ(本戦出場組)は審査員が決める、捏ね繰り廻したレギュレーションに変更。
Aブロックの7組は登場順に崋山(元エンペラー)、ぎょうぶ、ロングコートダディ、ニッポンの社長、20世紀、ママタルト、ヘンダーソン。
ワシがこの中でオモロいと想うたんは崋山、ロングコートダディ、ヘンダーソンのネタ。
訳の分からん勝ち残り方式にしたが為にフロック事故が多発。
最終的にはヘンダーソンがAブロックの勝ち残りに成ったモノの…
崋山は久々に原点回帰なネタで善かったと想うし、ロングコートダディとヘンダーソンの三つ巴で善かったわな?
Bブロックは豪快キャプテン、鬼としみちゃむ、スタミナパン、トム・ブラウン、エバース、ナイチンゲールダンス、オズワルドの7組。
このブロックがえげつない程レヴェルが低く…
ずっとオモんないコンビのネタが続いた。
6組目のナイチンゲールダンスで要約まともな賞レースレヴェルの漫才ネタが出て来たが…
過去にこのブログで関東の賞レースを観た時に絶賛したナイチンゲールダンスのネタよりはオモんないネタやった。
最期7組目に登場したオズワルド、Bブロックの中では断トツの勝ち残り候補やったと想うが…
糞オモんないネタでワシ個人的な評価と同じくナイチンゲールダンスがBブロックの勝ち残りに。
最期Cブロックはドーナツ・ピーナツ、きしたかの、シシガシラ、ダイタク、ななまがり、バッテリィズ、フースーヤの7組。
このブロックでワシがオモロいネタやと想うたんが、ドーナツ・ピーナツとダイタク。
ドーナツ・ピーナツは普段から観てるし、安定的にオモロいコンビでトップバッターでそのまんま勝ち残りしてもエエ位のオモロさがあったんやが…
これまた普段ドーナツ・ピーナツを知らん、観た事がない、関東人の笑いのわの字も知らん客が審査員をするレギュレーションに因って、早々に敗退が決まった。
ダイタクのネタも何回か観た事あるネタやったが、歴史が追加(更新)されててオモロかったんやが…
笑いが判らん関東人の客が選んだのは中身がない禿ネタ一辺倒のシシガシラ。
Cブロックを勝ち残りすると最終ジャッジのM-1経験者の芸人審査員の票も集め、敗者復活枠に決定。
ワシはコイツ等ではないと最期迄納得出来ひん敗者復活戦と成った。
引き続く形で始まった本戦。
敗者復活枠を含む10組のコンビ評を出番順に付けてみた。
@令和ロマン:TAQ採点90点(5点刻み)。
トップバッターとしては確かにオモロいし、逆にオモロかっただけにハードルが上がり過ぎたと感じた(審査員達の採点に影響を与える意味で)。
Aシシガシラ(敗者復活枠):40点。
糞オモんないのは本戦も全く同じで、今迄やと敗者復活戦を勝ち上がったコンビは本戦でも敗者復活戦と同じネタをやって来たんやが、コイツ等はネタを変えて来て…
え?ネタ変えてもエエんや…って想わせるも、変えてもオモんなさは全く変わらず。
M-1本戦に出る様なコンビではなかったわな。
Bさや香:95点。
ワシ、新山がボケの時のネタの時代のさや香は関西漫才賞レースがある度にオモんない、嫌いと扱き下ろし続けて来た。
それは新山が1人でデカい声を出してるだけのネタが多かったから。
デカい声出して勢いだけで掛け合いも中身もない漫才ネタに何のオモロ味も感じひんかってんけど…
昨年のM-1でボケとツッコミを変えた途端、ネタがオモロなって、一気にワシの中の評価が逆転。
今年のM-1の1stネタでも個人的には一番オモロかったと想うから、最高点にした。
Cカベポスター:75点。
漫才のテクニックでは他を寄せ付けない圧倒的な差がある、随一のテクニックを誇るカベポスター。
言葉遊びや伏線回収等を散りばめたネタはどれも秀逸。
が、上手過ぎて技術力に眼が行きがちで、肝心な純粋なオモロさ(笑い)の部分が負けてもうてるのが残念なトコ。
今回のネタも漏れなくそうやった。
Dマユリカ:80点。
実は今回のM-1本戦で密かにワシが一番期待、愉しみにしてたのがマユリカ。
普段から関西の漫才賞レースで何回も観てるマユリカ、ボケの阪本の挙動不審者っぷり、変人っぷりが癖に成るコンビ。
初のM-1決勝の舞台ながらネタはオモロかったし、阪本の弄られ方で笑いに無知な関東人共にも爪痕は残せたと想う。
今後のM-1常連コンビに成れれば…と期待。
Eヤーレンズ:70点。
会場&審査員の評価と個人評に最も差があった漫才コンビ。
オモロかったか?
高得点が付いたのが最期迄判らんかった特筆すべき事がないコンビやった。
F真空ジェシカ:65点。
ワシ、真空ジェシカの気を衒い過ぎてる感、無理して訳の判らん事をしようとしてる感が痛々しくて冷めてまうんよな?
背伸びして無理繰り枠に囚われないボケをしようとするネタが不自然過ぎて笑えない。
プロレスラーでも人がエエのにヒール役やからって、無理して悪役してんねんけど、本来の人の善さが駄々洩れしてるヤツとか居るやん?たま〜に。
あんな感じを真空ジェシカにも感じんねんな?
破天荒さとか訳の判らん事云うキャラって、やっぱりナチュラルさが大事。
無理してる感、努力してる感が観えたらアカンねんな?
Gダンビラムーチョ:60点。
後々記憶にすら残らへん様な、これまたM-1本戦レヴェルではなかった漫才コンビ。
Hくらげ:50点。
敗者復活枠のシシガシラの次に悪い点数やったこのコンビ。
M-1って一応0〜100点の採点システムを用いてるにも関わらず、皆悪くても80点台後半の点数しか付けへんよな?
じゃあ、10点満点の採点数要る?(笑)
実際、シシガシラにしろ、このくらげにしろ80点も貰える(値する)様なネタしてへんかったで?
Iモグライダー:70点。
何故か前評判は高かったモグライダー。
実際1stネタはモグライダーらしい?音ネタ。
別にオモんなかったとは云わへんけど、何故そないに前評判が高かったのかが謎の出来やった。
ともしげが卒なくこなし「あれ?何時ものともしげらしくないな…」と感じてネタ終了。
採点発表の合間のフリートークの最期の最期で「緊張」を「浣腸」と云い間違えしたともしげを観て、「それをネタ中に観せんかい!それがお前の持ち味やろ!」とワシがTV画面にツッコんだのと同時に審査員達も一斉にともしげに指を差してたシンクロがモグライダー一番の観せ場やったかの?(笑)
で、結果1位さや香、2位令和ロマン、3位ヤーレンズっちゅう、3位だけは納得行かへん形で最終決戦へ。
この時点でワシ個人的には今年のM-1、さや香かなぁ〜?と想うててんけど…
最終決戦でもトップバッターやった令和ロマンが1stネタと遜色ないクオリティーのネタを観せたのに対し…
トリのさや香は新山の悪い我が出て、ワシが酷評して来た新山がボケのスタイルネタに逆戻り。
案の定、新山が1人大声を上げて捲し立てるだけのオモんないネタで、これで令和ロマンが確定やな…と。
1stネタと最終決戦のネタの順番間違えたわな?さや香は。
新山がネタを描いてるから、さや香の舵取りは新山が握ってるとは云え、未だボケとツッコミを変えた成功を新山自身が納得、消化出来てへんみたいやわ。
2番目のネタ観せやったヤーレンズはワシの中で論外やった(眼中になかった)ので割愛。
が、審査員票は意外にも令和ロマンとヤーレンズで二分。
1票差で令和ロマンが今年のM-1王者に輝いたが…
いや、最終決戦は圧倒的に群を抜いて令和ロマンやったやろ!と。
ヤーレンズへの忖度?に最期迄納得行かへんかった今年のM-1やった。
因みに最終決戦のワシTAQ採点は…
令和ロマン90点、ヤーレンズ70点、さや香70点でした。
さや香は新山のボーンヘッドがなければ王者に成ってたな(笑)
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