ボヤき3416節
22/12/20 08:08
W杯決勝と日にちが重なり、2日遅れと成ったが、これまたワシの管轄内の(笑)M-1の感想を。
日曜の夕方の敗者復活戦からブッ徹しでM-1まみれの夜を過ごしたワシ。
今回も歴代最多の参加者数7261の漫才師達の中から頂点を極めるM-1。
敗者復活の1枠を巡って18組の漫才師達が夕方からの敗者復活戦を闘うた。
敗者復活戦の1枠を争うのは…
シンクロニシティ(フリー)、ママタルト(サン・ミュージック・プロダクション)、からし蓮根(大阪吉本)、THIS ISパン(東京吉本)、オズワルド(東京吉本)、令和ロマン(東京吉本)、ストレッチーズ(太田プロダクション)、カゲヤマ(東京吉本)、ビスケットブラザーズ(大阪吉本)、ななまがり(東京吉本)、ダンビラムーチョ(東京吉本)、ハイツ友の会(大阪吉本)、ケビンス(東京吉本)、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)、ミキ(東京吉本)、かもめんたる(サン・ミュージック・プロダクション)、マユリカ(大阪吉本)、コウテイ(大阪吉本)の18組。
その内コウテイは体調不良を理由に敗者復活戦を辞退。
17組で争う事に。
毎回、敗者復活戦のレヴェルが高い、高いとMCの陣内智則や審査員の石田(NON STYLE)、()は云うねんけど…
結構高確率で毎年、レヴェル高いのと低いのとで半分位に極端に分かれんのよな?
今年も18組中、3分の2はようこのレヴェルで敗者復活戦に出て来れたな、っちゅう低レヴェル。
勿論その中には体調不良で辞退したコウテイも含まれる。
で、これも毎年想うねんけど、まだまだ大阪勢と東京勢の間には埋まらん位の笑いに大きな差があって、純粋たる関東(出身者)による漫才師達は、敗者復活戦の会場が東京やから、辛うじて出れてるレヴェルにある。
これ、会場が大阪やったら選ばれてもないし、駄々滑りしてるで?
逆にハイツ友の会みたいな大阪(関西)の土地や大阪あるあるネタを駆使する様な漫才師達には、この東京の地、東京(関東)人の客相手にはアウェイ過ぎて不利で可哀想と想える。
まぁ、簡単にワシ個人が敗者復活戦の漫才師達のネタを観て、順位を付けるとしたら…
1位:ミキ、2位:からし蓮根、3位:ハイツ友の会、4位:オズワルド、5位:マユリカ、6位:令和ロマン、7位:ヤーレンズ、8位:シンクロニシティ、9位:THIS ISパン、10位:かもめんたる…
11位:ケビンス、12位:ダンビラムーチョ、13位:ビスケットブラザーズ、14位:ママタルト、15位:ななまがり、16位:ストレッチーズ、17位:カゲヤマっちゅう順位かの?
正直8位以下は敗者復活戦にすら要らん位のレヴェルやったし、何処等辺が敗者復活戦にエントリー出来る要素があったのか?、彼等が敗者復活戦に相応しい漫才師やったのかが全く理解出来ひんレヴェル。
別に10組位で争う年があってもエエんちゃうん?無理繰り20組近う漫才師達をエントリーせんでも。
関東勢の漫才師達の漫才(ネタ)には軒並みクスりともせぇへんと終わった、ワシの敗者復活戦TV観賞。
あの何処に笑える要素があり、レヴェルが高いと云えるのかが全く理解出来ません。
他にオモロい漫才師達ようけ居った想うけどな〜?
東京所属勢で一番ワシの中で評価が高かった(オモロかった)のはヤーレンズかの?
まぁ、東京吉本勢の殆んどは元大阪吉本やし、東京の事務所に所属する漫才師でオモロいと想えたのはヤーレンズのみ。
まぁ、まだまだ東京の笑いなんてこの程度。
格が違い過ぎるわな。
坂本(マユリカ)の普段からの人間的ヤバさ(挙動不審さ)とか半端ないからな(笑)
まぁ、ワシも別に何が何でも関西贔屓っちゅう訳ではないし、笑い飯とかワシ好きちゃうし、コウテイとかさや香、関西勢やけど全然オモんない想うし…
逆に昨年のM-1王者、錦鯉は東京(関東)勢でもオモロい想うし、タカトシもサンドウィッチマン、カミナリなんかもオモロいと想う。
只、クオリティーや規模、平均的の高さ、水準値の上でまだまだ東京(関東)勢が大阪(関西)勢と肩を並べる迄にはまだまだ大きな差があるのは事実。
結果から先に云うと、敗者復活戦を勝ち抜き、本戦の切符を手に入れたのはオズワルド。
因みに投票結果の順位は、1位:オズワルド、2位:令和ロマン、3位:ミキ、4位:からし蓮根、5位:マユリカ、6位:ヤーレンズ、7位:ビスケットブラザーズ、8位:ななまがり、9位:ダンビラムーチョ、10位:ハイツ友の会、11位:ケビンス、12位:カゲヤマ、13位:かもめんたる、14位:シンクロニシティ、15位:THIS ISパン、16位:ママタルト、17位:ストレッチーズっちゅう結果やった。
まぁ、この国民(視聴者)投票って結局漫才師の知名度や過去の実績とかに左右されがち。
オズワルドが勝ち抜けがエエ例。
決して今年の敗者復活戦のネタ、際立って1位を取れる程オモロくはなかった想うねんけど…?
敗者復活戦終了後(録画)から間を空ける事なく、そのまんま本戦(M-1)へ。
勿論、本戦も遅れてのスタート(録画)。
本戦のあんな始まる迄の値打ちこきVTRの尺は要らんな、無駄や無駄。
スッと始まれや!と。
あんなんドキュメンタリーチックな創り、格好善さ煽りのVTR要らんねん、M-1には。
しかも、始まる前にあんな時間掛けてやで?
フットボールの中継ですらキックオフ30分〜1時間前とかで引っ張るの腹立つのに、況してや漫才番組に20分〜30分始まる迄掛かるの余計要らんし、腹立つやろ。
本戦のネタ観せが始まる迄、結局何やかんやで番組かいしから30分超過。
まぁ、それを予測してのオンタイムスタートやなく、録画スタートにしてんけどな。
本戦組×9+敗者復活組×1はカベポスター(大阪吉本)、真空ジェシカ(人力舎)、オズワルド(東京吉本)、ロングコートダディ(大阪吉本)、さや香(大阪吉本)、男性ブランコ(東京吉本)、ダイヤモンド(東京吉本)、ヨネダ2000(東京吉本)、キュウ(タイタン)、ウエストランド(タイタン)の10組。
ネタ観せ順に私的評価をすると…
カベポスター:言葉遊びやネタのテクニック力、センス等は新人時代から定評あってんけど、上手い!とは毎回想わせてくれるんやけど、笑いっちゅう部分では若干他より劣るカベポスターやってんけど…
今回のネタ、カベポスター史上最高にオモロかったと個人的には高評価。
真空ジェシカ:関東出身者同士のコンビながら、ネタはオモロくて、トップバッターのカベポスターに勝るとも劣らん笑いを提供したが、残念やったのはオチがイマイチやった事。
オズワルド:敗者復活組が3番目っちゅう速い段階で登場するも、基本、敗者復活組って敗者復活戦と同じネタなのが可哀想。
正直、敗者復活戦でもオズワルドのネタ、ワシ的にはオモんない方で評価が低かったんで、同じネタでは厳しいかな、と。
せっかく下剋上枠なんやから、特権として敗者復活戦のネタと違うネタOKにしてやったらエエのにな、と。
ロングコートダディ:コント師としての彼等の実力は申し分なくて、まぁ、やっぱりM-1もコントチックなネタをチョイスして来て、確かに笑えはしたけど…
個人的にはやっぱり喋くり漫才こそ漫才やと想うてる分、個人的評価は下がるかな、と。
個人的に兎の奇声や裏声的なリアクションは好きなんやけどな。
さや香:正直、ワシは新山の大声と勢いだけで載り切ろうとするさや香の漫才のスタイルが嫌いやったし、さや香のこれ迄の漫才のスタイルはそれ一辺倒やったからワシの評価が変わる事はなかったが…
このネタの変化には驚いた。
全く今迄のワシのさや香評をガラりと変える様なスタイルチェンジで、これ迄のさや香のスタイル(新山の大声&勢い推し)とは全く違うくて、元々コントチックやなく喋くり漫才なのも相俟って、高評価。
1stラウンドで個人的には1番オモロいと想うたネタやった。
男性ブランコ:会場では笑いが起きてたけど、審査員達が声を揃えて云うた様に、ネタ順(さや香の後)で、しかもコントチックやとな〜?っちゅう感じ?
ダイヤモンド:カベポスターと同じ漫才の手法(言葉遊びネタ)を用いるコンビの印象を受けたけど、如何せんカベポスターと比べると次元が違い過ぎて…
今年のM-1の中では群を抜く程、劣ってたコンビで本戦に出場する価値のないコンビやったな。
ヨネダ2000:独特の世界観、独創性は評価するし、これまた関東出身者同士のコンビやから、その点(オリジナリティーさ)はそのまんま保ち続けて貰いたいけど…
やっぱりコントチック過ぎて、センターマイクの前で喋る本来の漫才の形から掛け離れる程、距離取ったスタイルが個人的にはマイナス評価。
キュウ:昨年?敗者復活戦で観た時と同じスタイルで、恐らくこのネタが彼等の漫才のスタイル(色)なんやろうけど…
昨年の敗者復活戦でも、ワシオモんないと低評価で、低評価のスタイル継続って意味ない想うねんな?
漫才のスタイルとしての発展性、進化性が感じれないねん。
ダイヤモンドと同じく、今年のM-1本戦には相応しくない低レヴェルなコンビやった。
ウエストランド:関東勢漫才師としては割りと速い段階から知ってたウエストランド。
井口の毒舌暴走スタイルは当時からオモロいと評価してたコンビやったんやけど、御時世柄か、コンプライアンスの波に呑み込まれたのか?何時しかウリである筈の井口の毒舌さ、口の悪さが鳴りを潜める様に成ったと同時にオモロさも失うたウエストランド。
それが久々にらしさが復活。
やっぱり、ワシが想うにさや香のネタの中の佐賀県弄りもそやし、ウエストランドの井口の悪口や毒舌もそやけど、漫才ってこう云う「毒」や「悪意ある弄り」、「ブラックジョーク」がないとオモロくはない部分はある。
世の中、異常な迄に過保護に、過剰な位傷付ける事に過敏に成り、排除しようとしてるけど、傷付ける事で生まれる笑いが、笑いの原点な部分もあるから、誰も傷付けない笑いが、漫才師達の主流に成ったら、心の底から笑える「笑い」は失くなるとワシは想うてる。
各コンビの寸評を踏まえた上で個人的に1stラウンドのネタ観せに順位を付けるとしたら…
1位:さや香、2位:ウエストランド、3位:ロングコートダディ、4位:カベポスター、5位:真空ジェシカ、6位:男性ブランコ、7位:ヨネダ2000、8位:オズワルド、9位:キュウ、10位:ダイヤモンドかの?
実際の順位は1位:さや香、2位:ロングコートダディ、3位:ウエストランド、4位:男性ブランコ、5位:真空ジェシカ、6位:ヨネダ2000、7位:オズワルド、8位:カベポスター、9位:キュウ、10位:ダイヤモンドで…
さや香、ロングコートダディ、ウエストランドが決勝(最終ネタ観せ)に進出。
ネタの順はウエストランド→ロングコートダディ→さや香。
ウエストランドの決勝ネタは、1stラウンドのネタを踏襲。
全く同じ手法で来たのが見事にハマり、井口の毒と更なる悪ノリが冴え、もうこれは優勝かな…とトップバッターで想わせる様な出来やった。
ワシが敗者復活戦終わりで描いたブログの「M-1にあのドラマチックなVTR要らんねん」と同じ毒、井口吐いてくれてたしな(笑)
ロングコートダディは、結局このコンビの生命線って兎のアクション(リアクション)依存みたいなトコあって、1stラウンドのネタと同じくコントチックなネタやってんけど、1stラウンドから比べると弱かったかな〜?と。
最期、1stラウンド1位通過のさや香は、ネタのチョイスミス?
ワシこの決勝ネタ何回も観た事あって、1stラウンドのあの高評価のネタと順番が逆やった様な…
爆発力とオモロさは断トツ、1stラウンドの方のネタやったから、結果何時もの個人的さや香評に戻ったわな(笑)
結果、ワシの決勝観終わった順位は優勝:ウエストランド、2位:ロングコートダディ、3位:さや香。
実際は、優勝ワシの評価と同じくウエストランド、2位:さや香、3位:ロングコートダディっちゅう結果に終わった今年のM-1。
ウエストランドが圧倒的な7票獲得で優勝。
そりゃ、群抜いてオモロかったし、毒はやっぱり最高の笑いのアクセント、スパイスに成るとウエストランドが証明してくれたと想う。
毎年、お決まり文句的に「今年のM-1はレヴェルが高い、今年のM-1はハイレヴェル」って云うけど、今年のM-1に限っては、ワシもハイレヴェルやったと想うたわ。
キュウとダイヤモンド、敗者復活戦から2回連続で同じネタを観たオズワルドを除いては皆、漫才のスタイル、タイプは違えど笑えた。
あと、一夜明けて、方々で新審査員の山田邦子の審査がボロカスに叩かれてるが…
まぁ、そもそも審査する様な人じゃない人を審査員に抜擢した局側?を叩けよ、と。
山田邦子自体、あんなモンやし、初めてで基準が判らんねんから、しゃあないんちゃう?
そりゃ、漫才とか判らん様なド素人に上沼恵美子とかオール巨人と同等の事を求めるのが筋違いっちゅう事や。
場違い感半端なかったし、1人だけ浮いてたわな(笑)
逆に可哀想に想えたし、恐らく色んなトコに局側もオファー出したんやろうけど、誰も受けたがらんかったトコを山田邦子が嫌われ役を買うたとも観れるから、勘弁したってぇな(笑)
来年、今年と同じやった時は想う存分叩きぃな。
叩く連中も大してお笑い語れる程、お笑いを審査する程のセンスあれへんやろ?(笑)
お前等も山田邦子と大して変わらんて、ワシから云わせたら。
眼糞鼻糞。
いや〜、それにしても漫才ってやっぱオモロいな〜
やっぱりこの漫才賞レース最高峰に位置するM-1の存在って特別やで。
おめでとう、ウエストランド。
関東勢にM-1獲られてるんで、来年こそは関西漫才勢頑張れ!
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