ボヤき3338節
22/10/03 00:01
アントニオ猪木が死んだ。
最近の姿観てたら、そう永くはないな…
とは想うてたが、遂にその日が来たっちゅう感じ。
まぁ、ワシの世代はリアルタイムで猪木を観て来た人間やし、全盛期の猪木を知ってる人間やから、猪木っちゅうレスラーの想い出を語り出したらキリがない。
知っての通り、レスラーや一般人関わらず色んな人に影響を与えて来た人。
日本のプロレス界は猪木が基に成ったと云うても過言ではない。
ストロングスタイルを生み出し、現マット界でも根強く残る程のモノを確立。
また、そのストロングスタイルから波及したUWF、格闘技ブームの火付け役に成ったり、様々な影響を日本マット界にもたらした、偉人でありレジェンド。
ワシ等、猪木の全盛期を新日で観て来た、当時ゴールデンタイムでTV放送があった、プロレス黄金期を知る人間は、昭和初期に力道山が国民の英雄やった様に、ワシ等には猪木が英雄やった。
ハルク・ホーガンのエプロン上でのアックスボンバー泡吹き失神事件とか、たけし軍団の刺客ベイダー事件とか、数々TV観戦し、猪木ボンバイェを聴きながら猪木のファイトに魅了され、プロレスにのめり込んで行った、少年時代。
ワシにとって、プロレスの入り(入門書)的存在が猪木であり、彼が居らんかったら現在のプロレス馬鹿のワシはなかったやろう。
晩年は新団体を立ち上げては続かず、所属選手、そこで発掘した選手が散々に成る事を繰り返し、新日の猪木程の凄味が鳴りを潜めたまんまに成ってたが…
やからこそ、リアルタイムの猪木、全盛期の猪木を知ってるワシは彼の凄さを目の当たりにして来た自負と共に、プロレス愛、熱い想いの自分に誇りが持てる。
それを与えてくれた英雄がアントニオ猪木やった。
ワシが新日→全日→FMW→W★ING→IWA JAPAN→大日→闘龍門JAPAN→ドラゲー
ストロングスタイル→王道プロレス→デスマッチ→ルチャと数々の団体を観れたのも、そこに切っ掛けとなる「猪木」っちゅう存在があったからこそ。
猪木と云うレスラーに出逢わず、プロレスを好きに成ってへんかったら、現在ワシが一番好きなドラゲーにすら辿り着けてへんし、プロレス遍歴もなかった。
それだけワシにはデカい存在やし、偉大な人。
永遠のライヴァルと称された馬場と天国で再びGI砲を組んで欲しいと想うてるのはワシだけやない筈。
何時かはこう云う日が来るであろうとは想うてたが、いざ来てみると、現役を退いてからかなりの年数が経ち、猪木なしのプロレス界、日本マット界に馴れてもうてた筈やのに、一抹の淋しさを痛感する。
ありきたりな言葉に成っては仕舞うが、今迄ありがとう!
安らかにお眠り下さい…
と、猪木寛至に伝えたい。
お疲れ様、アントン。
ワシにプロレスと出逢わせてくれて、プロレスを与えてくれてありがとう。
アントニオ猪木(猪木寛至)の御冥福を御祈りします。
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