世紀の誤審判定と云われた前回の対戦から約５ヶ月…




昨日、村田の対エンダムリヴェンジマッチが行われた。




想えば前回の対戦が行われてた日、ちょうどツレとラーメン行ってて観逃し、更に帰る途中のツレが運転する車内のTVで村田が判定勝ちしたと勘違いして悦んだ事を昨日の事の様に覚えてたワシ。




今回のリヴェンジマッチは流石にTVに被り付いて観ましたがな(笑)




７ラウンド迄行ったが、８ラウンド目のゴング開始と共にエンダム陣営が試合放棄(棄権)でＴＫＯ勝利。




見事、村田のリヴェンジマッチは成功し、新チャンピオンに成った。




何より村田が凄いのは前回の誤審判定と云われた敗戦後に何１つ文句(不服)を云わず、受け入れた事。




ワシは前回の対戦をその後のダイジェストでしか観てへんが、あれは誰が観ても村田の判定勝ちであり、誰があの判定に不服を感じ、文句の１つも云いたなるトコやったが…




村田は一切それに対して異義を唱える事はなかった。




それだけでも現代の若い世代にはない、格好善さがあったんやが、５ヶ月後に訪れるリヴェンジマッチに勝ってまうんやから、尚格好エエ。




口が先行する格闘家、マイクパフォーマンスが目立ち過ぎる格闘家が増える昨今に於いて、こう云う寡黙で多くを語らず、試合で魅せる渋い格闘家は現代では貴重な存在。




これぞ本物の格好善さ。




ＴＫＯ勝利した直後に安堵からか泪を観せたシーンは実に美しく画に成った。




村田としてはドラマティックな展開があっての戴冠。




若し、前回の対戦ですんなり判定勝ちしてチャンピオンに成ってたら村田が此処迄脚光を浴び、世間から注目されてたやろうか？




やはりスターに成る選手は何か持ってるんやろか？




アマチュアのオリンピック出場ボクサーがプロに転向し、タイトルを獲るのは日本初やとか。




やはり村田っちゅう男はボクシング界に何かを残す偉大な選手としての器を持ってるのかも知れない。




山中があんな負け方をし、試合で魅了出来るボクサーが日本のマットでは居らへんく成ったと云われる中で、村田がタイトルを獲り、今回の様な試合を魅せてくれた事は日本ボクシング界にとっても悦ばしいニュースやと想う。




具志堅の愛弟子、比嘉と共に今後の日本ボクシング界をチャンピオンとしてどんどん盛り上げてって欲しいと想う、昨日の村田のリヴェンジマッチやった。




リヴェンジおめでとう、村田君。




初防衛と成る次戦も愉しみにしてるわ。